人材育成

介護職員の研修報告書の書き方|学んだことを現場で試す記入例

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「勉強になった」で終わらせないために。
次の勤務で試すことを、一つ決めましょう。

学んだことを、現場の手順と照らして相談します。
学んだことを、現場の手順と照らして相談します。(AIで作成したイメージ)
一つ選ぶ → 相談して試す → 振り返る

施設職員向けの運用例です。施設の手順に合わせて使ってください。

まずは、この順番で

1、試すことを一つ選ぶ。どの場面で何をするか。2、相談してから試す。施設の手順と合うか確認。3、結果を振り返る。困った点と次の工夫を残す
図の手順は運用例です。
  1. 試すことを一つ選ぶどの場面で何をするか
  2. 相談してから試す施設の手順と合うか確認
  3. 結果を振り返る困った点と次の工夫を残す

施設内での運用例です。

書き方の見本

次にすることが分かるよう、具体的に書きます。

曖昧な例:勉強になりました。、今後に生かします。。具体的な例:試すこと:申し送りに担当と期限を書く、相談先:リーダーB、確認日:10月30日、振り返り:できたこと・困ったこと
すべて架空の記入例です。実際の事例ではありません。

? これだけだと迷う

勉強になりました。

今後に生かします。

✓ 次の対応が分かる

試すこと:申し送りに担当と期限を書く

相談先:リーダーB

確認日:10月30日

振り返り:できたこと・困ったこと

説明のための架空例です。

記入例の文字を見る・コピーする
【架空例】
試すこと:持参物の連絡で、担当と期限を記載する
相談先:リーダーB
確認日:10月30日
結果:実施後に記入。まだ試していなければ「未実施」
次の工夫:担当不在時の引継ぎ先を決める

最後に、ここだけ確認

  • 試す行動を一つ決めた
  • 相談先を決めた
  • 振り返る日を決めた
ここは忘れずに

移乗や服薬など、安全に関わる方法は自己判断で変えません。本人の状態や施設の手順を、関係職種と確認します。

まだ試していないことを、できたこととして書かないようにしましょう。

記録は、業務に必要な職員が確認できる場所で扱います。

詳しい説明を読む

報告書と実践記録の使い分け

研修報告書には、研修名、受講日時、講師や主催者、扱った内容、自分の学びを残します。その下に実践予定と振り返りの欄を置けば、受講直後の感想と、現場で試した結果を区別できます。

出席記録や研修資料は、報告書とは役割が異なります。このページの表を使うだけで、研修の実施記録やサービス別の要件が全てそろうわけではありません。必要な書類と保管先は、施設の担当者が別に確認してください。

そのまま使える記入項目

項目 記入のヒント
受講の目的 自分の業務で困っている場面や、確認したかったこと
学んだ内容 資料の該当ページと、自分の言葉でまとめた要点
試したい行動 どの場面で何をするか、一つに絞る
事前の相談 相談する相手、既存手順との違い、準備するもの
実践の記録 実施日、できたこと、困ったこと、受けた助言
振り返り 本人の反応や業務の変化、継続する点、修正する点
次の確認 確認者と確認日、追加で学ぶこと

研修資料をそのまま長く写すより、実際の仕事と関係する箇所を選び、資料名やページを添えると読み返しやすくなります。資料を職員へ配る場合は、主催者の利用条件も確認しましょう。

架空の記入例:申し送りの研修

以下は説明のための架空例です。実在する研修の実施実績や、効果の測定結果ではありません。

受講の目的:申し送りに依頼を書いても、誰が確認するか曖昧になることがあるため、依頼の残し方を学びたい。

学んだ内容:依頼を書く際に、実施内容、担当者、期限を合わせて整理する方法を学んだ。

試したい行動:持参物について家族への確認が必要な案件で、申し送り欄に確認内容と担当者、期限を記載する。

事前の相談:リーダーBへ記入方法を相談し、既存の持参物連絡欄に追記する方針を確認する。新たな帳票は増やさない。

実践後の記録例:10月23日、担当と期限を記載した。担当者が休みのときの代理が未設定だったため、リーダーに相談して引継ぎ先を決めた。

次の確認:10月30日にBと記録を見直し、担当不在の案件をどう引き継いだか確認する。

予定だけを書いた段階で「連絡漏れが減った」と成果を記載しないことが大切です。実践できなかった場合も、忙しかったという感想に加え、相談の時間が取れなかった、欄が見つけにくかったなど、次に変えられる点を記します。

研修担当者の支援

  1. 受講者と、試す行動と相談先を確認します。経験が浅い職員には、手順を確認しながら取り組める相手を決めます。
  2. 確認日を一緒に決めます。例では1週間後としていますが、一律の期限ではありません。勤務予定と実践機会に合わせます。
  3. 振り返りでは、実施できたかに加えて、困った点と必要な支援を聞きます。報告書の文章量だけで習得を判断しないようにします。
  4. 他の職員にも役立つ工夫があれば、個人情報を含まない形に整えて共有します。施設全体の手順変更は、責任者の確認を経て進めます。変更した内容はマニュアルや標準手順書にも反映し、適用する日と職員への周知方法を決めます。

移乗や服薬など、安全に直接関わる介助方法を、研修の受講だけを理由に自己判断で変更しないでください。本人の状態、職員の役割と力量、施設の手順を関係職種と確認してから取り入れます。

効果を確かめるときの注意

試した前後で業務を比較する場合は、期間、勤務人数、対象となった案件数も合わせて残します。数日間の件数の増減だけで、研修の効果があったと断定しないようにしましょう。

たとえば申し送りの改善なら、研修前後の感想に加え、担当が決まっていない案件が残っていないかを確認できます。記録に残っていない案件まで拾えたとは限らないので、分からない点も併記します。

提出前の確認表

  • 受講内容と自分の考えを分けた
  • 試したい行動と相談先を書いた
  • 実施予定と実施結果を混同していない
  • 振り返る日と確認者を決めた
  • 利用者や家族を特定できる情報を不用意に含めていない

外部へ提出する報告書や公開する研修事例では、施設内の業務記録をそのまま転記せず、提出目的と必要な情報を確認してください。

参考資料・対象範囲を確認する

介護施設の研修担当者、受講者、OJT担当者向け。日常業務への学びの取り入れ方を扱います。法定研修の種類、開催回数、保存期間の一覧を示す記事ではありません。

資料確認:2026年10月22日。図解と記入例は独自の運用案です。法定様式ではありません。

専門家の監修を受けた記事ではありません。

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図示を増やした改訂:2026年10月24日。本文の記入項目は施設内でコピーして調整できます。

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