身体拘束

緊急やむを得ない身体拘束に関する経過観察・再検討記録 テンプレート

生命の安全のための身体拘束 身体拘束
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このページは、身体拘束に関する説明書と経過観察・再検討記録の作成例です。特別養護老人ホームを想定した既存書式を掲載しています。書式への記入や家族の署名だけで、身体拘束を実施できるわけではありません。本人の意思を尊重し、拘束を行わない方法を検討することが出発点です。

説明の確認と、実施の判断を分ける

厚生労働省「身体拘束廃止・防止の手引き」(令和7年3月)は、緊急やむを得ない場合について、切迫性・非代替性・一時性の三つの要件をすべて満たす必要があるとしています。判断は担当者一人で行わず、施設の手順に沿って関係職種で検討し、その具体的な理由を記録します。本人や家族に、方法、目的、理由、時間帯、期間などを個別に説明し、理解を得るよう努めます。

家族の同意は、身体拘束を認める根拠にはなりません。以下の「説明を受け、確認した」という欄は説明内容の確認を残す欄です。入所時の包括的な同意や署名の有無だけで、その後の拘束を判断しないでください。本人の意向、表情や身振りによる意思表示、家族の意見、説明への質問も記録に残します。

二つの書式をどう使い分けるか

書式 主な役割 別に残す情報
説明書 個別の理由、方法、予定、説明内容を本人・家族と確認する 三要件を判断した根拠、検討した代替方法、説明日時・説明者・本人や家族の意見
経過観察・再検討記録 実施中の状態、再検討の結果、解除に向けた対応を時系列で残す 実際の開始・解除時刻、実施した方法、継続を判断した理由、解除後の状態と次の対応

説明書の予定時刻と、実際の開始・解除時刻は区別してください。欄が足りなければ別紙を使い、利用者名、記録日時、参照する記録の名称をそろえて経過を追えるようにします。保存期間や確認手順は、利用するサービスの基準、自治体の条例、施設の文書管理規程を確認してください。

各欄に記録する内容

  • 個別の状況と理由:「転倒予防」「危険だから」だけで終えず、その時に観察した事実と、生命・身体への切迫した危険を記します。試した代替方法と結果、三要件を満たすと判断した理由を分けて記録します。
  • 方法・時間:実際の態様、場所、時間帯、開始と解除の時刻を記録します。この書式は具体的な拘束手技を指示するものではありません。
  • 心身の状態:本人の言葉、表情、体調の変化など、観察した事実を残します。職員の推測は事実と分けます。
  • 再検討結果:前回から変化したこと、拘束以外の方法、三要件に引き続き該当するか、解除に向けて行うことを記します。「変化なし」「継続」の一言だけで済ませません。
  • 参加者と記録者:誰が検討し、誰が記録したかを残します。次に確認する担当者や時点も共有します。

予定期間内でも、三要件に該当しなくなった場合は直ちに解除する必要があります。継続的に本人の状態を観察・再検討し、解除の判断とその後の状況を記録してください。予定日や次の会議まで自動的に継続するための書類ではありません。

解除後の記録の組み立て例

以下は記録の構成を示す架空例で、拘束の適否やケア方法を判断する事例ではありません。

「[日時]、[参加者]で[観察した事実]と[代替方法の検討結果]を確認。三要件に該当しなくなったと判断した理由は[具体的な理由]。[時刻]に解除。解除後は[本人の状態]を確認し、[担当者]へ[継続するケアと確認事項]を引き継いだ。本人・家族へ[説明した内容と反応]を記録した。」

書式見本

下記は施設に合わせて編集するための作成例です。施設名、確認者、署名欄などを置き換えるだけで運用を開始せず、実際の検討・説明・記録の手順と対応するか確認してください。

「緊急やむを得ない身体拘束に関する説明書」並びに「緊急やむを得ない身体拘束に関する経過観察・再検討記録」

緊急やむを得ない身体拘束に関する説明書

緊急やむを得ない身体拘束に関する説明書

様

1 あなたの状態が下記のABCをすべて満たしているため、緊急やむを得ず、下記の方法と時間等において最小限度の身体拘束を行います。

2 実施中も状態を観察し、三つの要件を継続的に再検討します。要件に該当しなくなった場合は、予定期間内でも直ちに解除します。

A 入所者(利用者)本人又は他の入所者(利用者)等の生命又は身体が危険にさらされる可能性が著しく高い

B 身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する看護・介護方法がない

C 身体拘束その他の行動制限が一時的である

個別の状況による拘束の必要な理由  
身体拘束の方法〈場所、行為 (部位・内容)〉  
拘束の時間帯及び時間  
特記すべき心身の状況  
拘束開始及び解除の予定 月     日     時から
月     日     時まで

上記のとおり実施いたします。

.      令和   年   月   日

特別養護老人ホーム 〇〇苑
施設長  〇 〇  〇 〇

記録者                    ㊞

(利用者・家族の記入欄)

上記の件について説明を受け、確認いたしました。

令和   年   月   日

氏名                     ㊞
(本人との続柄           )

 


 

緊急やむを得ない身体拘束に関する経過観察・再検討記録

 

緊急やむを得ない身体拘束に関する経過観察・再検討記録

様

月日時 日々の心身の状態等の観察・再検討結果 カンファレンス参加者名 記録者サイン
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配布ページと有料商品の案内

サイト内の説明書・経過観察記録のダウンロードページでは、規約と条件を確認してファイルを取得できます。

別に、運営者のSTORESショップで有料テンプレートを案内しています。価格、形式、利用条件は商品ページで確認してください。サイト内配布ファイルと有料商品の内容差は未確認です。

2026年10月20日にこのページの説明とWeb上の見本を更新しました。配布・販売ファイル自体は今回改訂していません。取得したファイルが本文と同じ内容とは限らないため、使用前に説明欄や再検討・解除の記録欄を確認してください。

確認に用いた資料

厚生労働省老健局「身体拘束廃止・防止の手引き」(令和7年3月)、本文21~25ページ。愛媛県公式サイト掲載の手引きPDFで確認できます。確認日:2026年10月20日。個別の利用者への適用や専門家による監修を済ませた書式ではありません。

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