次の担当者が、すぐ動けるように。
「何を・誰が・いつまでに」を残しましょう。

施設職員向けの運用例です。施設の手順に合わせて使ってください。
まずは、この順番で

- 事実を書く見たこと・聞いたことを分ける
- 担当と期限を決める引き受ける職員と確認する
- 結果を残す終わらなければ、次の担当へ
施設内での運用例です。
書き方の見本
次にすることが分かるよう、具体的に書きます。

? これだけだと迷う
家族へ確認。
遅番へ。
✓ 次の対応が分かる
確認すること:上着を持参する日
担当:相談員B
期限:本日15時までに連絡
連絡がつかないとき:次の担当と期限を残す
説明のための架空例です。
記入例の文字を見る・コピーする
【架空例】 確認すること:家族が上着を持参する日 担当:相談員B 期限:本日15時までに連絡 未完了なら:次の担当と再連絡の期限を記録
最後に、ここだけ確認
- 事実と推測を分けた
- 担当者が引き受けた
- 期限と記録先を決めた
体調の急変や安全の心配は、申し送りの時間を待たずに報告します。施設の緊急連絡手順に従ってください。
連絡がつかないときも、次の担当者と再連絡の期限を残します。
記録は、業務に必要な職員が確認できる場所で扱います。
詳しい説明を読む
申し送りに載せる情報の選び方
記録を全て読み上げると、対応が必要な情報を見つけにくくなります。施設で決めた共有事項を踏まえ、前の勤務から変わったこと、次の勤務で実施すること、未確認のことを先に整理しましょう。詳しい経過は元の介護記録を参照できるようにします。
同じ内容を別の用紙に何度も書き直す場合は、原記録の日時や参照先を示す方法も検討できます。口頭で伝えた後に記録を更新し忘れないよう、正式な記録先を一つ決めておくと確認が楽になります。
記入欄と確認ポイント
| 欄 | 書くこと | 避けたい書き方 |
|---|---|---|
| 対象者と日時 | 施設の本人識別ルールに沿う識別情報、出来事の日時、記入日時 | 部屋番号だけで本人を判断する |
| 観察した事実 | 自分が見たこと、本人の発言、他者から聞いたことを分ける | 「いつもと違う」だけで終える |
| 対応済みの内容 | 誰が何を行い、誰へ報告し、どうなったか | 「対応済み」だけを書く |
| 次の対応 | 実施内容、担当者、期限、結果を残す場所 | 「誰か確認お願いします」 |
| 未確認事項 | 分かっていない内容と確認先 | 推測を確定した事実として書く |
架空の記入例:家族からの持参物
以下は説明のための架空例です。実際の利用者や施設の事例ではありません。
曖昧な記録:「Aさんの上着、家族に確認。遅番へ。」
事実:10月22日10時、Aさんの家族から電話。「紺色の上着を次の面会時に持参したい」との申出あり。持参予定日は未確認。
対応済み:受付担当Bが持参物の記名方法を案内。Aさん本人の希望はまだ確認していない。
次の対応:日勤リーダーCが本日15時までに本人の希望を確認し、家族へ連絡する担当を決める。結果は持参物連絡欄に追記。連絡がつかなければ、未連絡であること、次の担当、再度連絡する期限を残す。
この例では、受付、本人への確認、家族への回答を分けています。家族から申出があったことだけで、本人も同じ希望だと扱わないのがポイントです。時刻や役割は、勤務体制に合わせて変更してください。
受け手の確認と未完了の扱い
- 引き受ける担当者が、自分の対応内容と期限を確認します。実施できない場合は、その場でリーダーと担当を調整します。
- 元の記録と申し送りの内容が異なるときは、記入者に確かめます。後からの訂正は施設の記録ルールに従い、変更の経過を残します。
- 実施後は結果と日時を追記します。未完了の案件は次の担当と期限を再設定し、単に翌日の欄へ転記して終わりにしません。
急な体調変化や安全上の懸念がある場合は、定時の申し送りまで待たず、施設の緊急連絡手順に従って報告してください。このページの例で医療判断は行えません。
導入前の確認表
- 正式な記録先と、申し送りから参照する方法を決めた
- 本人を取り違えない識別方法を決めた
- 未完了案件の担当者と確認時刻を決めた
- 休日や担当者不在時の引継ぎ先を決めた
- 共有場所と閲覧権限を決めた
氏名をイニシャルに置き換えても、周囲の情報から本人が分かることがあります。申し送りは業務に必要な職員が確認できる環境で扱い、私物の端末や個人用の連絡アプリへ安易に移さないようにしましょう。
よくある質問
口頭だけの申し送りでもよいですか?
このページでは、対応状況を後から確かめられるよう、必要な事項を施設の正式な記録先に残す方法を勧めています。記録が必要な範囲や保管方法は、対象サービスの基準と施設の規程を確認してください。
全員分を毎回詳しく書き直しますか?
必要な定例項目を保ちつつ、変化と次の対応が見つけやすい配置にします。本文の例は項目の整理案で、施設で定めた記録を省略するための基準ではありません。
参考資料・対象範囲を確認する
介護施設の介護職員、ユニットリーダー、申し送り方法を見直す担当者向け。日常の勤務交代を扱います。以下は施設内の運用例で、法定様式ではありません。
資料確認:2026年10月22日。図解と記入例は独自の運用案です。法定様式ではありません。
専門家の監修を受けた記事ではありません。

