先日、実家の母89歳の介護認定調査が行われたと姉から電話がありました。
現在は要支援2。週2回、デイサービスを利用している。
あまり仲が良いとは言えない母と姉。
要介護度1になって欲しい姉と、要支援2のままで良いと思っている母・・・さて、結果はどうなるのか楽しみです。
要介護認定の結果には、「自立、要支援、要介護」、があります。この結果によって、受けられるサービスやその頻度など、さまざまな違いが出てきます。
要介護状態区分は要支援1、要支援2、要介護1から要介護5までの7段階に分かれています。
要支援1が一番軽度で要介護5が一番重度になります。
要介護状態区分によって、支給限度額(1ヶ月当たり介護保険で利用できるサービスの限度額)が決められています。
母は、現在、要支援2で、支給限度額が、10,473単位 です。
要介護1になると、支給限度額が、16,692単位 となり、週3回デイサービスが使えそうです。
調査項目は79項目あり、評価の軸は大きく分けて3つあり、聞き取り調査と実際に行ってもらう場合もあります。
調査当日、朝から入浴し、調査員の前で、元気な89歳をアピールする母がいました。
母は、勝ち気で負けず嫌い、プライドも高く、自分を良く見せようとします。
姉は、母のそんな性格を知っているので、調査の時は、側にいるだけで何も口出し出来ません。
母は、72歳の時に膝を骨折し、右膝は人工関節が入っていますので正座は出来ません。
また、86歳の時には、旅行中にホテル内で転倒し、大腿頸部骨折で手術し、股関節には人工骨頭が入っています。
いずれも、術後のリハビリも負けん気の強さで乗り切り、一ヶ月で歩行が出来るようになりました。
しかし、現在89歳の母は、時々、尿失禁や便失禁を認めます。
また、自分で片付けようとして、トイレを汚したり、尿パットを洗濯機に入れたりもします。
片付けるのは、すべて姉なのですが、調査員の前では自分を美化します。
母に限らず良くあることですが・・・。
認定調査では、本人の自尊心を傷つけないように、そっと介護者からの情報も得ながら特記事項に記入して欲しいものです。