人間の死は簡単に受け入れられるものですか?
看護学生の頃から「死」に関わっていましたので、「生」をうけたらその延長線上に「死」があるものだと、自然に受け入れらたのだと思います。
ただ、看取りを行った後に、「納得できる看護・介護ができたかどうか」いつも自分に問いかけています。
海外で働いた時に学んだことは何か?
福祉に関して言えば、他の先進国に比べて、障害者福祉(知的・身体・精神)に対しての理解が低いと思います。
高齢者福祉に関しては、家族関係が他国と比して希薄だと感じました。
海外生活は、もう30年も前になりますが、その頃から「ノーマイラゼーション」が浸透していたように思います。日本は福祉後進国だと思いました。
海外のハンディキャップセンターではどのようなことをされていましたか?
担当は知的障害者の自立支援のための援助をしていました。と言っても、私の方が学ぶことが多かったです。
今まで色んな仕事をしてきてみえたと思いますが、最終的に今の仕事で良かったと思える瞬間と言うのはどのような時でしたか?
福祉現場のSWとして様々な相談援助に携わってきました。仕事を通じて自分自身が成長できたことです。
知り合いも無く、言葉も通じない海外生活は苦しくなかったですか?
楽しかったです。正直、帰りたくなかったですね。
英語圏だったので、日常生活での英会話は中卒レベルでOKです。
親しくなってくると、日本の文化、歴史、政治経済の話に発展するのですが、そうなると、英語力だけでなく専門的な知識が無いことに気づかされました。
でも、根がポジティブ人間なので、外国生活を思いっきりエンジョイしていました。
一人ひとりの気持ちを考えていたら頭がいっぱいになって辛くないですか?
どんな仕事でも、多少なりともあるのではないでしょうか?
でも、それ以上に、リフレッシュしていますし、同じ仲間がいますから・・・。
どうやったらそんな前向きに仕事できるのですか?
一度きりの人生、楽しく生活したほうが良いじゃないですか!
福祉職でなくても自分に合った仕事に出会えると良いですね!
私も昔のえっちゃんと一緒で、お年よりも苦手だし、介護も出来ないし、福祉には絶対には絶対むかないと思っているのですが、えっちゃんみたいに、いつか考え方が変わると思いますか?
福祉大学を卒業したからと言って、福祉業界に従事する必要はないのではないでしょうか・・・。
福祉業界でなくても、長い人生の中で、大学で学んだことが活かされる時が必ず来ると思います。
以上ですが、あくまでも私個人の考え方ということでご理解ください。
人それぞれ色々な考え方があると思いますし、どれが正解というものはないと思います。
ただ、大事なのは利用者様の『心の声』を聴くことではないでしょうか。