日本人の死因の3位に肺炎が挙げられますが、70歳以上の肺炎の多くは誤嚥性肺炎によるものとされています。誤嚥性肺炎の発症原因として関係することとして口腔内の細菌だけでなく、誤嚥や低栄養が関与されているとされています。
施設に入所後も健全な口腔状態を保つためには、口腔の清掃方法・介助頻度、食事形態を検討することが必要です。また、口腔機能に問題があり歯科診療が必要な利用者には、家族の同意を得て、歯科治療を進めていきます。
定期的に口腔ケアアセスメントを行い、口腔ケア計画を策定します。
必要に応じて、歯科衛生士による口腔ケアを行います。
口腔ケア計画策定には疾病による全身状態の把握だけではなく、禁忌事項、機能障害など、その原因として考えられることや今後のリスクと対応策などを多種職協同で行う必要があります。
施設内において、口腔ケア計画の参考にして下されば幸いです。
尚、各事項ともマニュアル化し無料テンプレートとして配布しておりますので、加筆修正の上、お使いください。