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東京で新型コロナ新規感染者949人!介護職員の疲労は限界だ!

新型コロナ疲れ えっちゃんのブログ
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連日、コロナ、コロナ・・・「コロナ」という言葉を聞かない日はありません。

先日、以前勤務していた介護福祉施設の職員から連絡があり、「私達施設職員にはクリスマスもなかったし、年末年始もないし、施設からは、不要不急の外出は禁止されてるし、職場と家の往復だけ・・・出かけるのは食料品を購入するスーパーだけ・・・。利用者が高齢者だということも理解してるし、自分が施設内にコロナを持ち込んだら大変になることぐらいわかっているんだけどね・・・。常に、マスクして、ポケットには消毒液を持ち歩いて、感染しないように気を付けているけれど、いつか自身がコロナに感染してしまうかもしれないし・・・。」と。

話を聞いているだけで、感染対策しながら利用者の介護を行っている姿が目に浮かびます。

新型コロナで介護士は限界

私が管理者なら、不要不急の外出制限を職員に課すのであれば、各職員に10万円の手当を支給するくらいのことはしなければ・・・と思います。
以前、私が勤務していた頃にも、インフルエンザや疥癬、ノロウイルスなどの感染症が発生したことがありますが、インフルエンザの時などは、大きな会議室にベッドを移動して、利用者の点滴を行いました。丁度年末年始と重なり、私は施設で過ごし本当に大変でしたが、施設長は、年末年始をゆっくりと海外で過ごして見えました。

新型コロナウイルスの感染拡大以降、病院や介護施設などの身体的な接触を伴う職場の場合は、感染が広がりやすい状況であることは事実です。
特に、介護施設は免疫力が低下している高齢者が集団で生活する場所ですので、感染させたら命に直結してしまいます。
しかし、介護施設内で自然発生することは稀で、感染した人によって外部から病原菌が持ち込まれることがほとんどなのです。
そのためには、病原体を「持ち込まないこと」「持ち出さないこと」「拡げないこと」が一番なのです。

新型コロナウイルスの流行では、介護現場でクラスターが発生した事例も多く、現在も感染リスクを減らすためにさまざまな対策が取られています。そのために追加された手間やコストを考慮して、厚生労働省は6月、介護事業者が介護報酬を上乗せできる特例措置を発表。いわゆる「コロナ特例」が設けられました。

半面、介護施設の経営悪化に追い打ちをかけているのが、施設内における感染症対策です。
重症化リスクの高い高齢者が多く集う介護施設では、除菌アイテムの設置や使用の呼びかけ、消毒処理を徹底するために、多大なコストとスタッフの労力がかかるようになりました。

介護施設の負担は増すばかり

換気設備の新設や、空気清浄機・加湿器の増設、また施設の各出入り口やトイレへのアルコール(自動消毒器)の設置にかかる経費が増加しています。
設備の数が増えたことで、電気代も上昇しています。
感染対策のため、職員を多く確保したくても集まらないのが現状です。介護職員を募集しても、無資格者だったりすると、感染症の知識だけでなく、介護技術や知識の基礎からの習得となり、人材育成にも労力を使わなくてはなりません。また、このような状況下では、職員がコロナだけではなく、ちょっとした体調不良であっても休む必要性も出てくるのです。

実は、介護現場での離職の原因の一つに「燃え尽き症候群」があります。

コロナ禍の中、頑張りすぎがストレスになり、「燃え尽き症候群」となってしまう場合があります。
「燃え尽き症候群」とは、仕事に意欲を持って取り組んでいた人がある日突然やる気がなくなり、虚無感にとらわれ無気力になる「うつ病」の一種とも考えられている症状のことです。活動的で理想が高く、仕事に全力で取り組む人に多く見られます。また、心理的なストレスの大きい対人サービスに従事する介護職員は発症しやすいといわれています。

「燃え尽き症候群」の症状としては、以下のようなものが見られます。

【肉体的症状】
吐き気、不眠、食欲不振、高血圧、息切れ(過換気症状)胃腸の障害(下痢)

【精神的症状】
仕事に対する意欲の減少、他人に無関心になる、怒りっぽくなる、自分に自信がなくなる、疲弊感を強く感じる

このような症状があるときは誰かに話を聞いてもらうのが一番です!

頑張りすぎて燃え尽き症候群になってしっまった介護士

ストレスは溜め込むと爆発してしまうだけなので、ひとりで抱え込まずに家族や友人に愚痴をこぼして、気持ちをスッキリさせてしまいましょう。
ただし、愚痴をこぼす相手に職場の同僚を選ぶことは避けた方が良いです。仮にストレスの原因が一緒に働く仲間のことであれば、愚痴は回りまわって陰口として本人に届いてしまいます。同じように自分がその対象になっていると感じ、それがストレスになることもありえます。愚痴をこぼす相手は注意して選んでください。

ウィズコロナの時代にあって、これからも引き続き介護現場には感染予防・対策が求められていきます。

しかし、それによって施設や介護事業所や現場で働くスタッフに負担がのしかかっていることも事実です。
もちろんウイルスの抑え込みがもっとも望まれるところですが、現場から聞こえるリアルな声を反映した施策が講じられ、ウィズコロナの真っただ中で働く介護従事者の肉体的・精神的負担が少しでも軽くなることを期待しています。

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